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2008年6月 8日 (日)

『時をかける少女』 細田守

Tokiwokakerusyoujo  ちょっとしたことからタイムリープ(時間跳躍)能力をえた少女の、明るく元気でちょっと切ない青春を描いたアニメーション映画です。筒井康隆氏の同名小説を原作にした大林宣彦監督の同名映画の約20年後を舞台にした続編です。(2006年公開)

■ストーリー
 東京の下町にある高校に通う高校二年生、紺野真琴は明るく元気で勉強がちょっと苦手な女子高生。真琴は男友達の少し不良っぽい美形の間宮千昭、文武両道で精悍な津田功介と楽しい高校生活を送っていた。ある日、真琴は踏切事故にあい、それを切欠にタイムリープ能力を持つ。真琴はタイムリープ能力で平日の朝に二度寝したり、試験で満点をとったり、カラオケをエンドレスで歌ったり、妹に食べられたプリンを先に食べたりと、己の私利私欲のために能力を使い続ける。
 日常を謳歌していた真琴だったが、ある日、功介が後輩の女の子に告白されたのを切欠に、千昭が真琴に告白する。いきなり告白されて混乱した真琴は、時間を戻してそれをなかったことにしてしまい、その時から真琴と千昭の関係が徐々に変化していく。

■青春は疾走
Tokiwokakerusyoujo2 
だれもが体験したであろう高校生活。それは休み時間の賑やかな教室であったり、実験器具が置かれ薬品の臭いがしてきそうな理科準備室やピアノの音が響く音楽室、静かな図書室、三年生があしげに通う進路指導室にバスケットボールが転がる体育館であったりします。この映画ではこれらが繊細に描かれ、そこには「高校生活」があります。瑞々しい青春を象徴するかのような夏の青い空の下で繰り広げられる真琴たちの青春模様は、これら繊細な背景と、明るくて少し切ない音楽とともに描かれます。

Time waits for no one

 時間は待ってはくれないから、二度とこない今を大切にしないといけない。真琴はとにかく走ります。前半は妹に食べられたプリンを取り返すために、カラオケをエンドレスで歌い続けるために、鉄板焼きを食べるために、ついてないことを回避するために、後半は浩介と後輩の女の子の仲を取り持つために、千昭のために。大切な物のために一所懸命に走り続けるその姿はまさしく青春は疾走です。

 話の主軸になっているのは、真琴と千昭の関係とタイムリープです。後者についていくつかの疑問を感じたんですが、前者がよくできているので映画を観ている間は全然気にはなりませんでした。突っ込むのは野暮な話なんでしょう。物語終盤で、夕焼け空の下の河川敷に並んで座る真琴と千昭。それを見た小学生達に「あ、カップルだ。熱いね、ヒューヒュー」とからかわれ、うろたえる二人。良いですね、こういうの。
 素直に笑えて最後に少し切なくさせられる、本当にいい映画です。

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映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

tkcさん、こんにちは♪
これは観ました。
原作のアニメ化だとばかり思っていたので、最初はそこに違和感を感じてしまったのですが、途中からは別物として楽しんでしまいました。
高校生。元気でいいな~。
もし私にこの能力があったとしても、跳躍が無理だ ( ̄ω ̄;)!!
やっぱ私は朱夏に入ってしまった?!
精一杯走る・転ぶ・起き上がる。忘れちゃいけないものを思い出させてくれる映画ですね。

投稿: あばた | 2008年6月 9日 (月) 20時38分

>>あばたさん
確かにあの跳躍は朱夏の領域に足を踏み入れた者にはちょっと厳しいものがありますね。
タイムリープした次の日には筋肉痛で倒れそうだ(笑
>精一杯走る・転ぶ・起き上がる。忘れちゃいけないものを思い出させてくれる映画ですね。
ついつい忘れてしまいそうなことですね。この映画を観ると、気持ちが高校生のころに戻った感じになります。

投稿: tkc | 2008年6月10日 (火) 21時46分

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